■ 老松 (小枝が描き加わりました)2010.7.26

  7月24日 随分とお急がしいであろうスケジュールの中、また、急にかんかん照りになったまだお暑い午後に、お一人戻られました。
 「おかえりなさ〜い」 「ただいま!」
 すぐに、絵の具の準備にかかられながら、いつものように世間話に興じながら、先日の樫舎さんの葛焼きが、たいそう京都の表具屋さんで好評だったとのことで、和菓子の話にもりあがってしまいました。   
  
  うちの旅館のスタッフの不破は自転車が大好きで、どこでも走らせているのですが、以前、お土産に買うてきてくれたお菓子を思い出して、名前と場所をいろいろ探して、ようやく思い出したのが、   宇陀の「きみごろも」と、言うお菓子。卵焼きのようで卵焼きでなく中の白身魚とメレンゲがなんとも、不思議な食感だったことを、思い出してなににでも好奇心を持って耳を傾けてくださる先生に,ぜひとも次回までに取り寄せようと、不破はインターネットで調べておりました。 誰かが喜んでくれることを、我が喜びとするのが、自慢の旅館のスタッフです。


  さて、細かな部分に微妙な筆捌きが施されて、完成に近ついていきます。
 小枝が、軽やかな筆のタッチで、描かれました。   今までは、興味本位で先生のご好意に甘えて、作業中の動画や写真をとってまいりましたが、なぜか、この仕上げの時間は、お声をかけてはいけないような、空気?  24の枝に芸能の神様が舞い降りて来ることを願うように、襖は閉じて、先生お一人の時間が過ぎました。

  特別そうしたわけではないように、いつものように時間は過ぎまして、先生が一汗かかりにお風呂にいかれたのは、日付けが替わっていました。


  「お疲れ様です。  おやすみなさい」            


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